1万円で「Wi-Fi 7」の世界へようこそ
「Wi-Fi 7、気にはなるけど3万円も出せないよ…」
そんな我々の救世主となるのが、Xiaomi Mesh System BE3600 Proです。
なんと実売価格は1万円以下(セール時は8,000円台も!)。 他社がエントリーモデルでも2万円前後する中で、この価格設定はもはや「バグ」レベルです。
でも、安かろう悪かろうでは? 今回は、スペック表には載っていない「リアルな使い勝手」を、特にゲーマーとスマートホームオタクの視点から掘り下げます。
1. 速度と遅延:クラウドゲーミングは快適か?
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カタログスペックの「最大3.6Gbps」なんて数字はどうでもいいんです。 重要なのは**「遅延(Ping)」と「ジッター(揺らぎ)」**です。
実際にGeForce NowとPS5のリモートプレイでテストしてみました。
- ダウンロード速度: 文句なし。2.5GbEポートのおかげで、光10G回線の恩恵をしっかり受けられます。
- Ping値: 平均8ms前後(有線バックホール時)。Wi-Fi 7の「MLO(マルチリンク動作)」のおかげか、電子レンジ使用時でも通信が途切れにくいのが印象的でした。
ただし、FPSガチ勢には注意点も。 このルーター、6GHz帯には非対応です。マンション住まいで2.4GHz/5GHzが混雑しまくっている環境だと、期待したほどの「低遅延革命」は感じられないかもしれません。
2. VR/AR性能:「Air Link」の実力
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Meta Quest 3(または4)を無線でPCに繋ぐ「Air Link」。ここでルーターの真価が問われます。
結論から言うと、**「専用レーンを作れば最強」**です。 Xiaomi Homeアプリから「ゲーム専用モード」をオンにし、VRヘッドセットを優先デバイスに設定すると、ビットレート200Mbps張り付きでも遅延なく快適に動作しました。
ただ、ここでも6GHz帯がないのが惜しい。近所のWi-Fi干渉を受けると、一瞬カクつく場面がありました。こればかりは物理の壁です。
3. 「2026年」を見据えたスマートホームハブ
地味ですが最強の機能がこれ。 **「Bluetoothメッシュゲートウェイ機能」**の内蔵です。
Xiaomiの温度計やスマートプラグなど、Bluetooth接続のIoTデバイスを、このルーターが勝手にクラウドに繋いでくれます。 わざわざ別途ハブを買う必要がありません。
2026年には「Matter」対応デバイスがさらに増えているでしょう。 このルーターは、単なる通信機器ではなく、家の「司令塔」になるポテンシャルを秘めています。
4. アプリの使い勝手と「Xiaomiアカウント」
設定はスマホアプリ「Mi Home / Xiaomi Home」で完結します。 PC不要で、NFC搭載スマホならルーターにかざすだけでWi-Fi接続できる機能は、来客時にドヤ顔できる神機能です。
しかし、注意点も。 「Xiaomiアカウント」が必須です。 初期設定時に必ずログインを求められます。「ルーターはローカルだけで運用したい」というプライバシー重視派には、ここが最大のハードルになるかもしれません。
Web管理画面もありますが、機能は最小限。細かいパケットフィルタリングやVPN設定をゴリゴリいじりたい玄人には物足りないでしょう。
まとめ
Xiaomi Mesh System BE3600 Proは、**「80点のWi-Fi 7体験を、30点の価格で提供する」**モンスターマシンです。
- 買いな人: コスパ重視、スマホで設定完結したい、IoTデバイスが多い
- 見送るべき人: FPSガチ勢(6GHz必須)、ルーター設定マニア
「とりあえずWi-Fi 7にしてみたい」という入門機としては、これ以上の選択肢は2026年現在でも存在しません。 浮いたお金で、新しいゲームでも買いましょう!